会社員や公務員にとって、副業は人生の選択肢を広げる大きなチャンスです。
収入が1本だけの状態より、2本、3本と柱を持つことで、万が一のときも生活が安定します。
しかし、副業を考えるとき、多くの人が真っ先に心配するのが──
「会社にバレたらどうしよう…」
「懲戒処分やクビになるのでは?」
僕は元公務員として長く働いてきた経験があります。公務員は民間企業以上に副業が厳しく制限されており、ちょっとしたことでも「兼業禁止」に触れるリスクがあります。
そんな環境でも、収入の柱を増やしたくて副業を模索し、実際に行動してきました。
この記事では、そんな僕がQ&A形式で、会社や同僚にバレずに副業するための考え方・バレにくい副業の具体例・実際に僕がやってきた方法を解説します。
Q1. 会社に絶対バレないで副業をする方法はある?
A. 正直に言うと、「絶対バレない」という方法は存在しません。
なぜなら、副業が発覚するルートは複数あり、どんなに注意してもゼロにはできないからです。
たとえば…
- 住民税の通知(副業の収入が本業の給与と合算される)
- 社内の人づて(うっかり話してしまう、SNSから身バレ)
- 銀行口座や振込記録(経理・人事が見る可能性)
- 仕事中の副業作業(PC・スマホの履歴や目撃)
ただし、バレにくくする対策は存在します。
バレにくくするための主な対策
- 住民税を「普通徴収」に変更
→ 副業分の住民税が本業の給与天引きに合算されないようにする。 - 副業専用の銀行口座・クレジットカードを使う
→ 生活口座と分けることで、管理が楽になり記録も整理しやすい。 - SNSやブログでは顔・本名を出さない
→ 友人や同僚に見られても特定されないようにする。 - 会社の時間・設備を絶対に使わない
→ 社用PCやメールアドレス、勤務時間中の副業活動は論外。 - 現金取引やプラットフォーム経由の売上管理を工夫
→ メルカリやココナラなどではハンドルネームで活動。
Q2. どんな副業がバレにくいの?
A. 外部から活動が見えにくく、第三者に知られにくい副業です。
具体的には以下のようなものがあります。
副業ジャンル別リスク比較表
副業ジャンル | バレやすさ | 主なバレ要因 | リスク軽減ポイント |
---|---|---|---|
文書執筆(ライティング) | 低 | 住民税通知 | 顔出し不要・匿名活動、住民税は普通徴収 |
スキル販売(ココナラ等) | 低 | SNSからの特定 | 本名非公開、プロフィール画像はフリー素材 |
ポイ活・アンケート | ほぼゼロ | なし | 少額なので税務上も目立たない |
電子書籍・NOTE販売 | 低〜中 | 売上の急増 | ペンネーム使用、急な高額収入を避ける |
投資(株・信託・不動産) | 低 | 証券口座の記録 | 課税はあるが会社経由の通知なし |
家事手伝い(家業) | 極低 | なし | 家族内で完結 |
写真・イラスト・音楽販売 | 低 | メディア露出 | 作者名を匿名に設定 |
転売・物販 | 中 | 発送や在庫保管の目撃 | 自宅完結、配送先や伝票管理を工夫 |
💡 補足
リスクが低いジャンルほど、在宅完結・顔出し不要・第三者との接触が少ないという特徴があります。
Q3. ヒロはどうしていたの?(体験談)
A. 僕が最初に取り組んだのは、転売や物品販売でした。
- メルカリやヤフオクで不用品を販売
- Amazonで仕入れた商品を販売(いわゆるせどり)
- 副業用の口座を作り、売上と経費を完全に分離
- 収入が増えてきた段階で開業届を提出
さらに、将来会社を辞めることを見据えて、会社設立の準備も進めました。
具体的には青色申告の知識を学び、確定申告のシミュレーションを行いました。
この経験から分かったのは、
「最初から大きく稼ごうとせず、小さく安全に始めて、徐々に規模を拡大する」
という戦略が一番安心だということです。
Q4. バレたときのリスクとヘッジ方法は?
もし副業が会社にバレると、どうなるのでしょうか。
これは勤務先の就業規則や立場によって大きく異なります。
バレた場合の可能性
- 厳重注意や指導
- 減給
- 出世・昇進の停止
- 最悪は解雇(公務員の場合は懲戒免職)
リスクヘッジの考え方
- 副業禁止規定を確認
→ 曖昧な場合は「許可制」か「全面禁止」かを調べる。 - 生活費を副業収入に依存しすぎない
→ バレてやめざるを得なくなったときのリスク回避。 - 副業から起業へシフトする準備
→ 本業に頼らない道を作る。
Q5. バレる原因ワースト5
- 住民税の増額通知
→ 副業分の住民税が給与天引きに合算されて発覚。 - SNSでの身バレ
→ 写真や位置情報から特定される。 - 同僚や友人からの噂
→ 本当に信頼できると思っていた同僚に「実は副業してるんだ」と話したら、その同僚が悪気なく別の人に話し、あっという間に広がるケースは珍しくありません。人は思っている以上に口が軽い──これを肝に銘じておくべきです。 - 経理・人事からの指摘
→ 給与計算や税務処理の段階で判明。 - 副業の成果がメディアに載る
→ 受賞や特集記事で社名と名前がセットで露出。
まとめ:バレにくい副業はあるが「絶対」はない
会社にバレずに副業するには、
**「バレにくい副業を選ぶ」+「徹底したリスクヘッジ」**が必須です。
最初は小さく始め、収入の柱を増やしながら、最終的に本業依存から脱却するのが理想です。
僕自身、公務員時代からこの考え方で動き、今は自由度の高い働き方に移行できました。