元公務員でも将来が不安だった理由

独立までのリアル記録

――安定と言われる立場にいながら、違和感を消せなかった話

「公務員なら将来は安泰だよね」

これは、私が在職中に何度もかけられてきた言葉です。
親戚からも、友人からも、時には自分自身に言い聞かせるように、そう思っていました。

確かに、毎月の給料は決まった日に振り込まれ、急に職を失うリスクも低い。
福利厚生も整っていて、世間一般で見れば恵まれた立場だったと思います。

それでも私は、将来に対する不安を完全に消すことができませんでした。

これは、辞めたから言える後出しの話ではありません。
むしろ、在職中からずっと心のどこかに引っかかっていた違和感でした。


世の中の変化が「一年遅れて来る」感覚

公務員として働いていて、強く感じていたことがあります。
それは、世の中の大きな変化や危機が、ワンテンポ遅れてやってくるという感覚です。

例えば、リーマンショックのとき。

民間企業では、早い段階から
・業績悪化
・ボーナスカット
・リストラ
といった話が出ていました。

一方で、公務員の現場では、すぐに大きな変化は起きませんでした。
「やっぱり公務員は安定しているな」
そう感じた人も多かったと思います。

ただ、実際に影響が出始めたのは、しばらく経ってからでした。
予算の削減、業務量の増加、待遇の見直し。
静かに、でも確実に環境は変わっていきました。

一見すると「守られている」ように見えます。
しかし逆に言えば、

  • 危機に気づくのが遅れる
  • 先回りして準備する時間が少ない
  • 個人で打てる手がほとんどない

という状態でもあります。

「もし次に、もっと大きな波が来たらどうなるのか」
「そのとき、自分には選択肢があるのか」

そんな不安が、頭から離れませんでした。


余裕のある先輩たちは“別の収入源”を持っていた

もう一つ、在職中に強く印象に残っていることがあります。

職場の先輩たちを見渡したとき、
生活に余裕がありそうな人ほど、公務員以外の収入の“土台”を持っていることに気づきました。

例えば、

  • 実家が農家で、繁忙期に手伝いながら収入を得ている
  • 実家が自営業で、自然な形で関わっている
  • 奥さん名義で事業や副業を行っている

どれも、派手さはありません。
ですが共通していたのは、
**「給料一本に依存していない」**という点でした。

一方で、公務員の給料だけで生活している人ほど、

  • ボーナスの話題に一喜一憂し
  • 制度変更や将来の不安に敏感で
  • どこか余裕がない

そんな印象を受ける場面が多かったのも事実です。

当時ははっきり言語化できませんでしたが、
今振り返ると、
「収入源が一つしかないこと」そのものが、不安の正体だったのだと思います。


これは辞めたから言える話ではない

誤解してほしくないのですが、
これは「公務員を辞めたから批判している」話ではありません。

むしろ、在職中だからこそ感じていた違和感です。

  • この給料水準で、老後まで本当に大丈夫なのか
  • 家族が増えたり、病気や事故があったときに耐えられるのか
  • 年齢を重ねたとき、自分にはどんな選択肢が残っているのか

真面目に働き、責任を持って仕事をしている人ほど、
「このままでいいのだろうか?」
という疑問が、静かに積み重なっていくのではないでしょうか。


公務員の給料だけでは、正直厳しいと感じた

生活はできます。
ただ、余裕のある生活かと言われると、正直厳しい

  • 貯金が思うように増えない
  • 将来への備えが後回しになる
  • 子どもの教育費を考えると不安になる
  • 老後資金を考えると、現実を直視したくなくなる

これらを冷静に計算すると、
「何か一つ歯車が狂ったら、一気に崩れるな」
そんな感覚がありました。

それでも当時は、

  • 副業は禁止という意識が強かった
  • 怪しいことはしたくなかった
  • 周囲の目が気になった

こうした理由から、なかなか一歩を踏み出せずにいました。


今、過去の自分に伝えたいこと

今、もし過去の自分に声をかけられるとしたら、こう言います。

「いきなり稼ごうとしなくていい。
でも、選択肢を知ることからは逃げるな」と。

公務員という働き方が悪いわけではありません。
ただ、給料一本に人生のすべてを預けるのはリスクだと、私は感じました。

このブログでは、
私自身が収入や働き方を見直してきた過程を、
成功談だけでなく、失敗や遠回りも含めて正直に書いていきます。

同じような不安や違和感を抱えている方の、
何か一つのヒントやきっかけになれば幸いです。

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