こんにちは、「元公務員ヒロ」です。
今日は、私が40歳を迎えたときに感じた人生の転機と、その後の挑戦についてリアルにお話ししたいと思います。
私は高卒で公務員になりました。世間から見れば「安定の道」を歩んでいるように思われたでしょう。実際、毎月安定した給料、ボーナス、退職金、そして年金。世の中の多くの人が欲しがる「安泰なレール」の上に乗っていたわけです。
でも、私は心の中でずっと引っかかっていました。
公務員としての安定と限界
40歳を迎えた頃、ふと自分の人生を立ち止まって考えました。
「このまま定年まで働けば、とりあえず生活には困らない」
「でも、高卒の自分には出世の道はほとんど残されていない」
同期が係長や課長補佐に昇進していく中で、自分は横ばい。給料は年功序列で上がっていくとはいえ、見えている天井は決して高くありませんでした。
さらに、頭をよぎったのは「家族の将来」です。
例えば子どもが「医学部に行きたい」と言ったらどうする?
学費は最低でも私立なら数千万円。国立に入れたとしても相当な負担になります。公務員の給料だけでそれを工面できるのか?正直、絶対無理です。
さらに家の問題。マイホームを建てるとしたら、残された選択肢は30年ローン。つまり70歳まで返済が続くことになります。しかも完済した頃には築30年!大きな修繕やリフォームが待っています。
冷静に考えれば、笑うしかない未来でした。
「本当にこれでいいのか?」
40歳になって、初めて本気で人生を問い直すようになったのです。
気づきの瞬間(人生の転機)
転機となったのは、同年代の友人の言葉でした。
「公務員は安定してるかもしれないけど、やった分だけ稼げる世界の方が楽しいよ」
最初は半信半疑でした。私は「安定こそ正義」と思い込んでいましたから。
でも、心の奥底では「もっと挑戦したい」という気持ちが消えずにあったのも事実です。
公務員の世界は“守り”です。失敗しないことが最優先。挑戦よりも安定。
しかし、人生100年時代と言われる今、60歳で定年して残り40年をただ食いつなぐだけでいいのか?
「守り」だけではなく「攻め」の生き方をしないと、この先の未来は開けない。
そう思った瞬間、私は副業という選択肢を真剣に考え始めました。
公務員から独立への一歩
独立と言っても、最初は右も左も分からない状態。
まずは「公務員時代より大きな収入」が目的でした。
最初に取り組んだのは軽貨物の仕事です。
体を使えばその分稼げる。とてもシンプルな仕組みです。
毎朝早くから荷物を積み、夜まで配達。
1日働けば数万円以上稼げる。確かに公務員の給料とは違い、やった分だけ収入が増えることを肌で感じました。
ただし、この働き方には限界があります。
体力が資本なので、長くは続けられない。事故や怪我をすれば収入はゼロ。
「やれば稼げるけど、これを一生続けるのは無理だな」と感じました。
そこで次に考えたのが「仕組みで稼ぐ」方法です。
ブログ、ネットワークビジネス、投資…。色々と学びながら、収入を得る手段を一つずつ試しました。
副業から本業へ、そして多角経営へ
最初は小さな副業だったものが、次第に収入の柱へと成長していきました。
もちろん簡単ではありません。成果が出るまで時間もかかりましたし、途中で何度も「やっぱり無理かな」と挫折しそうになりました。
でも、一度「やればやっただけ成果が出る世界」を知ってしまうと、もう元の生活には戻れません。
- 公務員:やってもやらなくても給料は同じ
- 副業・起業:頑張った分だけ成果になる
この違いは、私にとって大きすぎる衝撃でした。
さらに学んだのは「収入の柱を複数持つ大切さ」です。
軽貨物で体を動かして稼ぎつつ、ブログで情報を発信し、ネットワークビジネスで人と繋がり、将来的には投資や不動産にもチャレンジしたい。
こうして「小遣い稼ぎ → 副業 → 本業 → 多角経営」という流れを自分なりに描けるようになりました。
公務員時代の経験が活きる瞬間
面白いのは、公務員時代の経験が意外な形で役に立っていることです。
- 計画的に物事を進める力
- コツコツと積み上げる忍耐力
- 人に誠実に向き合う姿勢
これらはすべて、今の副業やビジネスにも直結しています。
「安定の世界」で培った力は、「挑戦の世界」でも武器になるのです。
読者へのメッセージ
もし今、あなたが会社員や公務員として「安定しているけど、未来が見えすぎてつまらない」と感じているなら、一歩踏み出してみてください。
副業はリスクではありません。むしろ「未来への保険」です。
最初は小さな一歩で大丈夫。小遣い稼ぎレベルでも構いません。
そこから副業になり、本業になり、やがては多角経営へと進化する可能性があります。
私もまだ道の途中です。
でも、あのまま安泰にしがみついていたら、こんなにもワクワクする人生はなかったと思います。
まとめ
- 40歳で気づいた「安泰の限界」
- 子どもの未来や家のローンを考えると、安定だけでは不安
- 小遣い稼ぎから始めた副業が、本業や多角経営へとつながる
- 公務員時代の経験も、挑戦の世界で強力な武器になる
安定を捨てるのは怖いかもしれません。
でも、その先には「やればやっただけ成果が出る」新しい世界があります。