公務員の冬のボーナス、今年は増額。でも「手放しで喜べない」理由

公務員

毎年この時期になると話題になるのが、公務員の冬のボーナスです。
今年も人事院勧告により支給月数が引き上げられ、ニュースでは
「公務員ボーナス〇%アップ」と報じられています。

数字だけを見ると、少しホッとしますよね。
しかし、心から喜べている人はどれくらいいるでしょうか。


ニュースの平均額に届かない…それ、あなただけではありません

「ニュースでは平均〇〇万円と言っていたのに、自分はそこまでいっていない」

そう感じた方も多いはずです。

実はこの“平均額”には、管理職や勤続年数の長い職員も含まれています。
地域差や役職差もすべて合算された数字のため、若手や中堅、非管理職の場合、平均に届かなくても不思議ではありません。

頭では理解していても、
「同じ公務員なのに…」
と、どこかモヤっとするのが正直なところです。


ボーナスの使い道は?結局こうなりがち

支給されたボーナスの使い道、理想はこうではないでしょうか。

・旅行に行く
・欲しかったものを買う
・自分へのご褒美

しかし現実は、

・住宅ローンや車のローン返済
・貯蓄に回す
・家族で少し外食
・自分のお小遣いはほぼなし

「気づいたら消えていた」
そんな声もよく聞きます。

堅実で正しい使い方ですが、毎年同じ流れになっていませんか?


給料は安定。でも将来は本当に安定?

公務員は「安定している」と言われます。
確かに、毎月の給料やボーナス、年金制度は整っています。

ただ最近、こんな不安を感じることはありませんか。

・物価は上がるのに給料はほぼ横ばい
・定年延長で楽になるとは限らない
・年金だけで老後は足りるのか分からない

安定=安心、とは言い切れない時代になっています。


NISAやiDeCoを始めれば解決?実は注意が必要

将来が不安だから
「NISAやiDeCoを始めてみようかな」
そう考える方も多いと思います。

制度自体はとても良いものです。
しかし、

・仕組みをよく分からないまま
・生活に余裕がない状態で
・なんとなく始めてしまう

これは正直おすすめできません。

投資は不安を消す魔法ではありません。
不安な状態で始めると、値動き一つでさらに不安が増えてしまいます。


本当に考えるべきなのは「収入源」

ボーナスの額でも、投資をするかどうかでもなく、
本当に考えるべきなのは、

「収入が一つしかない状態を、このまま続けるのか」

という視点です。

月に3万円、5万円でも、別の収入の柱があるだけで、気持ちは驚くほど楽になります。

元公務員として、私自身もこの不安を長く感じてきました。
だからこそ今、「公務員のうちに考えておきたいこと」を発信しています。


まとめ

・冬のボーナスが増えても手放しでは喜べない
・平均額に届かなくても気にしすぎる必要はない
・将来不安は制度だけでは解消しない
・投資は焦って始めるものではない
・大切なのは収入の選択肢を増やす視点

ボーナスを受け取った今だからこそ、
一度立ち止まって、自分の将来について考えてみてはいかがでしょうか。

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